始まってしまったのなら
いつか来る終わりを覚悟しなければならない
幕は 降ろされるのかもしれないし
降ろすのかもしれないし
降りてしまうのかもしれない
いずれにせよ 終わりはいつかやって来る
人々はただ
思い違いをしている
なかなか終わりがこないモノを
永遠だと
幸せに浸りすぎて
夢中になりすぎて 見えていない
終わりという存在を忘れてしまっている
終わりが来た時 それは暗く深く沈んだ
重力に引き込まれるかもしれない
でもそこで忘れてはいけない
終わりと同時に始まりがやってくることを
この世は昔からそう
始まりと終わりの繰り返し
始まってしまったモノいつか終わりが来ること忘れないで
そして終わりを恐れないで